医龍 Team Medical Dragon 3

第1話「お待たせしました!!あの伝説のチームが遂に復活!! 心臓がなくなる…史上最悪の超難手術に挑む朝田の前に最強の敵が立ち塞がる」

朝田龍太郎:坂口憲二

加藤 晶:稲森いずみ

伊集院 登:小池徹平

荒瀬門次:阿部サダヲ

真柄冬実:谷村美月

木原毅彦:池田鉄洋

黒木慶次郎:遠藤憲一

藤吉圭介:佐々木蔵之介

鬼頭笙子:夏木マリ

野口賢雄:岸部一徳

公式HP

“医龍”こと朝田龍太郎(坂口憲二)が、明真大学付属病院を去ってから数年――。

明真はかつての野口賢雄(岸部一徳)のスキャンダルで患者が激減、外科医レベルの低下で訴訟が絶えないなど信用は地に落ちていた。新学長となった鬼頭笙子(夏木マリ)は記者会見で教育・臨床・研究を柱に明真の再建を目指すと宣言する。同じ頃、アメリカでは加藤晶(稲森いずみ)が幼い少女の心臓移植を成功させ、外国人教授たちを驚愕させていた。そして、とある戦地では朝田が爆撃により負傷した女性の治療にあたっていた。

明真のERにバイク事故により川に放り出された患者が運び込まれてきた。すぐにオペに入る伊集院登(小池徹平)と木原毅彦(池田鉄洋)だが、手のくだしようのない状況に諦めて閉胸しようとしたその時、オペ室に朝田が現れた。朝田はオペ続行を告げ、見事な手腕で成功させる。見学室では、その一部始終を鬼頭と加藤が見つめていた。さらに鬼頭は藤吉圭介(佐々木蔵之介)が勤める病院を訪れ、明真に戻り再生医療研究を完成させるよう説得。明真でチームドラゴンの復活が噂される中、荒瀬門次(阿部サダヲ)は、1年前に執刀医のミスにより患者を死なせてしまった事件以来、オペには入らなくなっていた。

藤吉の依頼で、明真に17歳の菅谷有希奈(桜庭ななみ)が転院してきた。有希奈は極めて珍しい心臓の病気で、どこの病院でも外科的治療は不可能と診断されていた。新しく来た研修医・真柄冬実(谷村美月)の指導医となった伊集院は、冬実を連れて有希奈の元へ治療方針の説明に行くが、有希奈の「治るんだよね?」という問いに答えることができず目をそらしてしまう。手術日が決まり、有希奈にオペの説明を行う際、朝田が成功の確率は70%と告げたことに驚き、断言したことで訴訟でも起こされたらと不安を募らせる伊集院。しかし朝田は医者と患者を結びつけるのは同意書ではなく信頼だと言い切る。

手術日。荒瀬不在のままオペが始まった。順調に進んでいると思われたが、冬実が有希奈の体温が上がっていることに気付く。有希奈は体温が上がり続ける悪高熱性も患っていたのだ。モニターでその異変に気付いた荒瀬はオペ室にやってくると、朝田に60分でのオペ終了を言い渡し、全身管理を始める。素晴らしいチームワークと腕でオペを進めていくチームドラゴン。手術は成功し、握手を交わす朝田と荒瀬。

同じ頃、野口が明真の鬼頭の元へやってきた。野口は明真の改革案を鬼頭に渡すと、チームドラゴンはやがて必要なくなると不気味な笑みを浮かべた。野口の明真の復帰を聞き、驚く伊集院たち。そんな中、新たな緊急オペが入った。荒瀬に連絡がつかず、代わりの麻酔医でオペを始める朝田。その頃、奇しくもオペ中の患者と同じ疾患を抱えて別の病院に通っていた荒瀬が、帰り道の途中で倒れていた。救急車で明真に運ばれてきた荒瀬はすぐにオペをしなければ助からない状態だったが、朝田は進行中のオペを離れられない。加藤も伊集院も出払っていて、必死で応急処置をする藤吉の手を野口がつかんだ…。

やがて、オペを終え飛び出してきた朝田と連絡を受け駆けつけた伊集院の前を、ストレッチャーに横になっているものの意識はある荒瀬が運ばれて行った。驚く朝田と伊集院に、藤吉は、荒瀬がカテーテルで助かったことを告げた。治療をしたのは、野口がアメリカから連れてきたカテーテル医・黒木慶次郎(遠藤憲一)だった。

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